内分泌・甲状腺
甲状腺機能低下症・橋本病
気づかぬうちうちに発症していることもある 甲状腺機能低下症や橋本病 一度調べてみませんか?
甲状腺機能低下症は、頚部(首)にある甲状腺から血液中に出される甲状腺ホルモンがうまく分泌されなくなり不足する病気です。
橋本病(慢性甲状腺炎)の方が全員甲状腺機能低下症になるわけではありませんが、橋本病(慢性甲状腺炎)が基礎疾患として存在していることが多い病気です。
自覚症状としては持続するだるさやむくみ、寒がりになるなどが代表的ですが、ホルモンの低下が軽度の場合は症状に気づかず見過ごされていることもしばしばあります。
症状や身体所見のほか、血液検査で甲状腺の機能に関するホルモンや甲状腺自体に対する免疫タンパク(甲状腺自己抗体)を調べることなどにより診断がつけられます。尾方内科ではこのうちの甲状腺ホルモンが院内検査でその日のうちに判明します。
治療法としては血液中の甲状腺ホルモンの数値をみながら、お薬によりホルモンの補充を行いますが、その日のうちに甲状腺ホルモンの数値がわかるため、すみやかな治療内容の調節が可能です。
また、治療だけでなく、甲状腺に異常がない橋本病(慢性甲状腺炎)の方の、定期的なホルモンチェックも可能です。