カートリッジ式インスリン
机の上にカートリッジ式インスリン用のペンを並べてみました。
インスリン製剤にはインスリンのペンと薬液が一体型になったプレフィルド(キット)製剤の他に、インスリンのペンと薬液の入った筒(カートリッジ)が別々になった取り替え式のカートリッジ製剤があります。
一体型のものに比べて使い切った後の薬液の取り替えの手間はあること、カートリッジ式のペン自体を当初処方する際に費用がかかることなどに注意が必要ですが、使用後の廃棄物の量が少なくなることや普段持ち運ぶ薬液の量が少なくてすむ利点があります。
さらに患者さんにとって最大の利点はインスリンの薬液1本あたりのお薬代が安くなることです。インスリンの種類によって差額は異なりますが、おおよそ1本あたり数百円薬価が安くなっています。
保険診療では自己負担額の差は、その数百円の何割かになるので差額は小さくなりますが、インスリンを長く使い続ける場合は無視できない差になります。
当院では各種カートリッジ式インスリンも取り扱っておりますので気になる方はご相談ください。